その醜い容姿から ”悪魔の使い” として現地では忌み嫌われる存在のサルの仲間、アイアイ。ゆっくりとした動きとパッチリとした大きな目がチャーミングなサルの仲間、スローロリス。そんな両極端な2種を比べてみる。［10］images －Ай-ай－
－Лори－

「アイアイ」

・アイアイはアフリカのインド洋に浮かぶ島・マダガスカルに生息する固有種で、サル目アイアイ科アイアイ属に分類されるサルの仲間。





・体長は約40cm、プラス尻尾の長さが10cmほど。特徴は全身を被った黒く粗い体毛と、木の中にいる昆虫などを食べるために発達した細長い中指など。



・アイアイのもう1つの特徴は暗闇でも光る、その「目」。現地では死や不幸の前兆や悪魔の使いと信じられ畏怖や恐怖の対象とされている。



・名前の由来は18世紀末に探検隊が捕まえたアイアイを見た現地人が、「アイアイ！」という驚きの声を上げ、それを探検隊らが名前と間違えたという説がある。




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「スローロリス」

・スローロリスはバングラデシュやアッサム、マレー半島などに生息するサルの仲間で、サル目ロリス科スローロリス属、曲鼻猿亜目の1種。





・体長は26～38cm。体重は0.4～2kgと小型。特徴はゆっくりとした動き、大きな目、退化した尻尾など。





・ペットとしての需要があり乱獲されるため、絶滅の危機があるとしてレッドリストに指定されている。今現在はワシントン条約により輸入や販売は禁止されている。




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